
約40分のワークショップがスタート。
まずは、塗料で汚さないようにエプロンを身につけ、スタッフから配られた名札シールを胸に貼ります。おや?名前の下にそれぞれ木や花の名前が書いてあるようです。なんでしょう?
いよいよスタッフの説明が始まります。なるほど、名札に書かれているのは参加者のみなさんの町の木だそうです。僕は東京だから「いちょう・ソメイヨシノ」なんですね。

スタッフ「日本に生えている木ばかりを5種類集めてあります。木の名前は後で発表しますので、まずは、木目や手触り、匂い、重さを感じて、無垢の小皿を選んでみましょう。」
5種類を見比べてみると、色も木目もずいぶん違います。白っぽい木が好きな人や、木目がはっきりしている木が好きな人、「いい匂いがする」と匂いで選ぶ人など、さまざまです。大人も子供も、みんな自分の感覚に集中しています。僕は、一番軽くて明るい色の木と、一番黒っぽいものを選んでみました。

自分が選んだ木は何だったかな?それぞれの木の解説です。サクラ、ケヤキ、トチ…どれも聞いたことがあるし、身近に見ている木ですが、「ケヤキは強度があるから、くりぬいて和太鼓に使われてきた」とか「ザ・ペニンシュラ東京のドアは、全室トチの一枚板でできてる」なんて、知りませんでした。
僕が選んだのは、ヒノキとエンジュでした。エンジュは魔除けとして信じられてきた木で、「出世の木」でもあるんですって!

さてペイントに突入です。自然塗料とは、自然界にある植物をよく選んで原料としたものだそうです。確かに、一般的なペンキみたいにツンとした匂いはありません。伸びがいいので、するすると塗れてムラになりません。塗ったとたんに、木目がはっきりと浮き出てきてびっくり!僕の選んだ2種類だと、エンジュに比べてヒノキの方が塗料を良く吸い込むみたい。みんな目が真剣です。
塗り終わったら10分間乾かします。この間は塗料が浸透するように、触らずそーっと置いておきます。この待ち時間も退屈しないよう、スタッフから木の解説がありました。木のクイズになると俄然、子供たちが元気に。「トトロの木」なんてのも、あるんですね。


あっという間に10分も経過し、拭き取り作業へ。木目にそって、ウェスで余分なオイルを拭き取ります。拭き取りをしたら、あまりベタつきもないし、普通のペンキみたいにハケや手の後も残りませんでした。子供たちも、大人と同じように上手に仕上げられました。自宅に持ち帰って1日乾燥させたら完成です。2〜3度塗りをすると、もっとツヤが出るとのこと。みんな、自分だけのお気に入りができたようです。
また、自然塗料仕上げだから、無垢の小皿も使っていくうちに色が濃くなっていくとのこと。僕も早く自宅で使ってみたいです。


40分間の立ち作業にも関わらず、みんな楽しそうに過ごしていました。子供でも参加できるように設定された初級コースですが、大人の僕でも知らないことがたくさんあって、へーっと思ったり。小皿を選ぶ時に、木の名前がわからない状態で木に向き合ったのが面白かったです。手触りや匂いなど、日常では意識しない感覚を使って木に触れられたのが、新鮮でした。
レポート:カメラマン大竹邦昭
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とてもわかりやすく勉強になりました。
オイルステインの臭いが苦手だったので今日は臭いが気にならず驚きました。
(39歳/女性)
こういう木がこういう土地にあるよ、とわかりやすく言ってくれたからよかった。
(8歳/男の子)
普段街にあっても気づかないし、気にもならない木の特徴や名前の由来などを聞けたのがよかった、木に対する考えが少し変わった様に思います。ありがとうございました。
(30歳/男性)
作業がもう少し難しくても大人にとっては良いと思います。
(33歳/女性)
親子ともとても勉強になりました。楽しかったです。
(37歳/女性)
知らなかった木の細かい知識が付いたのでとても良い内容でした。
(32歳/男性)
落ち着いた雰囲気で体験できて楽しかったです。ありがとうございました。
もっとやりたかったです。
(62歳/女性)
木の色々なことを勉強できてよかったです。
(68歳/男性)
香り、塗りと楽しかったです。
(56歳/女性)
身近な樹種だったので覚えておこうと思いました。
説明もわかりやすく、現物のサンプルもあっておもしろかった。
(31歳/女性)
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作業自体は、子供たちでもきれいに仕上げられるレベルの難易度ですが、木々の質感をいろいろな感覚を使って感じ取って頂くためにどうしようか?と考えました。
名前を伏せて、小皿を選んで頂くことで、自分だったら何を基準に選ぶか?をみなさんに意識していただきました。色目、手触り、木目の表情、匂い、重さ…等々、子供たちの真剣なまなざしと、「僕はこれが格好いいと思う!」と教えてくれる表情が印象的でした。
100年ほど前の日本人は、自分たちで木を切ったり削ったりすることが生活の中にありました。しかしながら現代では、町中で目にする街路樹と切られた板材と加工物である家具とが、同じものだと感じる機会が少なくなってきています。このワークショップを通じて、まずは5種類の里山の木を身近に感じていただければと思います。
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日本人に一番人気の木です。「お花見」のように、観賞用として親しまれていますが、材としても日本人の身近にあった木なのです。桜は材として狂いが少なく粘りがあるので、彫っても欠けたりしにくいところから、木版印刷の版木として昔から活用されてきました。また、狂いが少ないことから額縁や定規、そろばんなどにも用いられてきました。普通は褐色ですが、赤っぽいものや黄緑っぽいもの、ときには白っぽいものもあり、色味にかなりのばらつきが出る材です。さわり心地はとても滑らかで、均質なところも特徴です。

欅は車の排気ガスなどにも強いため、街路樹としてよく植えられているので、日常でも目にする機会の多い木です。木目が力強いところが、何よりも特徴的です。欅は環孔材(かんこうざい)といって、年輪に沿って太めの導管がならんでいるため、木目がくっきりと出るのです。欅の木目を拭漆(ふきうるし)で浮かび上がらせたお椀は、日本人に長く愛されてきました。また、材として大変強度があり、曲げや引っ張りにも強いので、くりぬいて和太鼓にも使われてきました。

木肌が白く、「絹肌」と呼ばれるほど表面は滑らかです。これは、栃が散孔材(さんこうざい)のため導管が細く不規則に散在しており、均質な材だからです。一方で材としては、狂いやすいという欠点もあります。また、栃を語るうえで忘れてはいけない特徴が、「縮み」と呼ばれる木繊維が波打ったような木目が時として表れる点です。この「縮み」は無塗装の時には目立ちませんが、クリア塗装で仕上げると、光の当たる角度により微妙な反射をしてキラッ光るような表情を見せます。

日本人に大変好まれる、清々しい木目が特徴です。法隆寺をはじめとする神社仏閣の建設に、古来より用いられてきた材です。檜は水に強く、その精油成分を虫が嫌うので、お風呂に使われたり、お寿司屋さんのカウンターに用いられたりします。木肌は、淡いピンク色がかっており、比較的、比重が軽い材です。同じ針葉樹の杉と比べて育つのが遅く、手入れも難しい木のため、値段が高く「高級な木」の代表格とも言えます。

槐は、木へんに鬼と書きますが、古来より魔除けの木と呼ばれてきました。そのため、家の入り口に植えられたり、表札に用いられてきたのです。高さが15m 程度とこぶりなので、道幅の狭い日本に適した街路樹としてよく植えられています。木の中心に近い部分を心材と呼び、樹皮に近い周辺を辺材と称します。槐の場合、心材は濃い褐色なのですが、辺材は白く、そのモノトーンのようなコントラストがなによりも特徴的な材です。そうした不思議な2色の木肌を活かして、槐は和室の床柱によく用いられます。また、日本の材の中でもっとも色の濃い木なので、象嵌(ぞうがん)や寄せ木細工にも重宝されます。木目もくっきりしており、きれいなツヤを持っています。
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リボスの塗料は、有機栽培、無農薬で栽培された、食品レベルの安全性をもった亜麻仁油が主成分です。そこに、植物や土といった天然成分で色をつけた塗料なので、有害化学物質(空気汚染物質、健康優雅物質、環境ホルモンなど)を一切含みません。世界的な自然塗料メーカーとして知られるドイツ・リボス社は、健康と安全を追求するエコロジーの先駆者です。

環境に優しく、人に安全な塗料として、世界で高く評価されているリボス。その製品の優れた品質だけでなく、製品に含まれる成分を100%開示する企業姿勢も、高く評価されています。また、この成分表示は、同社創業の由来にまでさかのぼる取り組みです。
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